日本産蟹類・3冊/日本産蟹類研究の歴史・研究資料とその産地・蟹類の体制と用語の解説・日本産蟹類の分類と解説・日本産タラバガニ科の解説

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	日本産蟹類・3冊/酒井恒/日本産蟹類研究の歴史・研究資料とその産地・蟹類の体制と用語の解説・日本産蟹類の分類と解説・日本産タラバガニ科の解説昭和51年　3分冊　厚さ約11cm　部数は少なそうです資料用にもいかがでしょうか。日本産蟹類研究の歴史研究資料とその産地蟹類の体制と用語の解説日本産蟹類の系統と部類分け日本産蟹類の分類と解説日本産タラバガニ科の解説昭和10年(1935)，筆者は東京三省堂から『日本蟹類図説』を刊行し、その中に日本産蟹類の中から270余種を選び，原色の図と共に解説した。次いでこの書を基礎にして、昭和11~14年(1936 ~"39)，東京文理科大学および養賢堂から英文，『日本産蟹類の研究』 Studies on the Crabs of Japan， I ~IV)を刊行した。この中に当時知られた日本産蟹類のすべてを載録したが，種類の総数は 655種程で25科， 255属にわたっていた。これらの種類の産地は北は樺太・千島沿岸から南は台湾に至る寒海から熱帯にわたる広汎な水域から得られたものであった. 戦争中の空白と戦後日本水域の縮小で水産動物の研究も停頓し，種類数も著しく減少した。しかしながら時の経過と共に水産動物の研究が再興し，水域は狭まったにもかかわらず各部門の動物数は戦前をはるかに上回って増加した。甲殻類の分野でも特に高等十脚類では，長尾類・異尾類・短尾類の研究が進み，短尾類すなわち蟹類だけでも日本産の種類は1000種を超えることは確かであろう。このように日本産の種類が著しく増加し，それらの研究が進んできた要因にはいろいろあると思われる. まず第一に，天皇陛下の御熱心な相模湾の生物の御研究と御調査による御功績である。戦後今日に至るまで陛下の相模湾生物の御研究は，葉山御用邸を中心に三浦半島から城ヶ島沖に繰り広げられ、海洋動物界における最も重要な御業績となって多くの御著書を公刊されているが，特に蟹類に関しては分類学上極めて貴重な4新属と29新種をはじめとして、遠くは大西洋，アフリカ東岸，南半球のニュージーランド，オーストラリアなどの種属と共通または深い関係を持つ多数の種類を御採集になっている。それらの貴重な資料は生物学御研究所編集のもとに『相模湾産蟹類』というタイトルで丸善から昭和40年(1965) に刊行されている. 次いで日本各地に起こった郷土の自然研究の気運に乗り，多くの同学の士による熱心な調査研究の結果，地域的に蟹類相が解明され日本産の種属が大きく増大した。それらの研究者の活動については次章に述べるが，特に三河湾，紀伊半島，土佐湾，奄美諸島などの各域での貴重な資料が筆者の手元に送られてきている。更に沖縄と小笠原の復帰に伴い、従来の日本に欠けていた珊瑚礁・マングローブも復帰し、そこに棲息する多くの熱帯性の甲殻類が記録されはじめて，日本産甲殻類としての規模が大きく拡張された。もちろんこれらの熱帯性の甲殻類の研究についてはようやくにしてその緒についたところといえるであろう. お探しの方、お好きな方いかがでしょうか。ゆうぱっくでの発送になります。中古品ですので傷・黄ばみ・破れ・折れ等経年の汚れはあります。外箱傷、小汚れ。ご理解の上、ご入札ください。186192

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